豊中 訪問看護は「あったかリハビリ」へ

ドーナツとドーナツの穴 第300回『不満』

『ドーナツ』≒意識しているもの、表、機会、建前、見えているもの、認識しているもの…。

『ドーナツの穴』≒意識していないもの、裏、機会損失、ホンネ、見えていないもの、認識していないもの…。

そんな意味合いで捉えてもらえればと思います。実際書きたいことを書いているので、テーマ通りには毎回いかないですが、そこはご容赦を…。

 第300回は『不満』

 不満があるところでは、それが解消できるかどうかはともかく、解消する方向に力が働きやすい。逆に満足している状況がもしあるならば、そこから別の方向、別の場所に動き出すような力は働きにくくなる。不満がビジネスの種なんていわれるのはその為である。



 不満が解消されれば「満足」…、ということにはならない。その時々の状況で新たな「不満」が生まれるだけである。

不満が人を動かす。
少しでも満足する方向に。
だが、満足してしまうと人は動かなくなる。
で、満足できないように人(の欲望)は設計されている。
……


 不満をコントロールすると満足が得られる。人(の欲望)の設計上、不満があることが常、だがそこに同時に満足もある。不満な状況、満足な状況があるのではなく、状況を不満と思うか、満足と思うかということだ。事と次第によって変わるが、「不満を持てることに満足」なんてことも十分ありえるのだ。



 新型コロナワクチンに異物が入っていたという情報がある。入っていたことに不満を感じる人も多いと思う。だがその情報が安心して発信され、受信できる場所(国)にいる。それは一時的にでも『満足できること』ではないか?

異物が入っていた情報を隠すような場所(国)ならば、入っていたという事実があるのに、不満は起きない。もし現実にそういうことがあるならば、それはそれで怖い話である。


 今持っている不満が、「不満として持てている」状況であることは、満足すべきことの一つではないだろうか?そこからどこに向かうかは、その持っている「不満」次第だが……。






「ドーナツ」=『不満が解消されれば「満足」…、ということにはならない。その時々の状況で新たな「不満」が生まれるだけである。』

「ドーナツの穴」=『今持っている不満が、「不満として持てている」状況であることは、満足すべきことの一つではないだろうか?そこからどこに向かうかは、その持っている「不満」次第だが……。』



 今日はここまで。文責 江口
20230111.bmp
この記事へのコメント
1DA
本人です。カウント用
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