『ドーナツ』≒意識しているもの、表、機会、建前、見えているもの、認識しているもの…。
『ドーナツの穴』≒意識していないもの、裏、機会損失、ホンネ、見えていないもの、認識していないもの…。
そんな意味合いで捉えてもらえればと思います。実際書きたいことを書いているので、テーマ通りには毎回いかないですが、そこはご容赦を…。
第299回は『身も蓋もない』
『身も蓋もない話』が出来る関係性は、
そんな話くらいではびくともしない関係
あるいは
その話で関係性が終わっても話す側がびくともしない
などといったものだ。ほとんどの場合、身も蓋もない話をしても壊れないか、(すでに、もとから)壊れているかのどちらかである。
通常は多少なりとも身も蓋もある。いや最悪でも身か蓋くらいはあるだろう。どんなに透け透けでもオブラートで包むし、包んでくれている場合が圧倒的に多い。となると、『身も蓋もない話』を何らかの場面で話したことがある人は結構珍しいということになる。
だが、現実にはそういう人から『身も蓋もない話をした体験談』を聞くことは難しい。一つは本人の自覚的には『身も蓋もない』と思っていても、実際は結構無意識に相手に気を使って話しているのがその理由。
さらに、『身も蓋もない話をした体験談』を話し合える関係性(あるいは無影響で無関係)が担保されることがそう多くないということも挙げられる。
『身も蓋もない話の体験談』を聞くには、自他ともに忖度しない人物とよほどの関係性(あるいは無影響で無関係)じゃないとなかなか聞けないという身も蓋もない話になる。まあ、せめて身か蓋があるうちに…、というのがぎりぎりの渡世になるのだろうが。
※SNSのコメント欄などでは、それこそ無影響で無関係が担保されていると思われがちなので、それこそ表現が身も蓋もなくなることが多くなる傾向がある。
「ドーナツ」=『『身も蓋もない話』を何らかの場面で話したことがある人は結構珍しい』
「ドーナツの穴」=『『身も蓋もない話の体験談』を聞くには、自他ともに忖度しない人物とよほどの関係性(あるいは無影響で無関係)じゃないとなかなか聞けないという身も蓋もない話』
今日はここまで。文責 江口
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