数人のモノマネタレントが、モノマネを上手くやるポイントを語っている場面を見かけた。それによると、とあるモノマネタレントは、『本人の言動ではないことをイメージして真似る』ことが他より頭抜けているのがすごいらしい。…ということであった。
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モノマネは基本「過去」を真似る。ある人が「やったこと」を真似ることからモノマネは始まる。存在しないもの、見たり聞いたりしたことのない出来事を真似ることは出来ない。
だが、モノマネのプロの中には「未来」を真似る強者がいる。本人がやっていないこと、いっていないことを
『本人がやったことがあるようにモノマネする』
らしい。※善意あるモノマネだが、一瞬人間『ディープフェイク』みたいにも思えた。
オリジナルを離れながら、オリジナルを感じさせ、かつ実はモノマネのプロのオリジナル(モノマネされる本人のオリジナルではない)である。
ある人のモノマネが流行すると、そのある人がモノマネに行動を寄せる…なんてこともままある。
※IKKOさんや美川さんのモノマネがその例
そうなるとオリジナルの未来を、モノマネが先行しているような状態にも見える。
オリジナルの人に真似されるモノマネ…。オリジナルの人の言動と勘違いしてしまうようなモノマネ…。
オリジナルの未来を真似るモノマネが、オリジナルになる。それが時として元のオリジナルの未来を作る。
これはエンタメだけに限らないこと。未来を真似るというモノマネタレントに、プロの仕事を感じた…。
今日はここまで。文責 江口
この記事へのコメント
1CA
本人です
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