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ドーナツとドーナツの穴 第288回『謝らなくていい、多分…』

『ドーナツ』≒意識しているもの、表、機会、建前、見えているもの、認識しているもの…。

『ドーナツの穴』≒意識していないもの、裏、機会損失、ホンネ、見えていないもの、認識していないもの…。

そんな意味合いで捉えてもらえればと思います。実際書きたいことを書いているので、テーマ通りには毎回いかないですが、そこはご容赦を…。

 第288回は『謝らなくていい、多分…』

 大阪選手が3回戦で敗れた…。残念な結果だった。試合後のマネジメントを通じてのコメントで、「皆様の期待に応えることができずにごめんなさい」とあった。謝らなくていい、多分…。少なくとも個人的にはそう思う。


 期待している人が多かったのは事実かもしれない。が、それはそれである。期待したのも個人、期待されていると思ったのも個人だ。期待なんてものは極論すれば、する側は無責任なものだ。

勝手に期待する。で、勝手に落胆する(場合もある)。
実は期待される側も、勝手に背負って、プレッシャーに感じる(場合もある)。
…なんてことが往々にしてある。



 期待する人がほとんどいなかった時から、大阪選手は本気でテニスをやってきたはずである。それを知った誰かが「勝手に期待」をして、その期待に応え(続けてき)たから今がある。「勝手な期待」なのだから、謝らなくてもいい…。



 大阪選手に、謝ってもらえばならないと思う人がいるとすれば、期待以上の「何か」を期待していた人だ。それは期待ではなく多くの場合、投資(あるいは投機、ギャンブルといったこと)対象として大阪選手を見ていたからそう思うのだ。



 結果は残念だったかもしれない。だが、大阪選手、謝らなくていい。多分…。



「ドーナツ」=『勝手に期待する。で、勝手に落胆する(場合もある)。実は期待される側も、勝手に背負って、プレッシャーに感じる(場合もある)。』

「ドーナツの穴」=『大阪選手に謝ってもらえばならないと思う人は、期待以上の「何か」を期待していた人だ。』



 今日はここまで。文責 江口
20230111.bmp
この記事へのコメント
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本人です。カウント用
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