『ドーナツ』≒意識しているもの、表、機会、建前、見えているもの、認識しているもの…。
『ドーナツの穴』≒意識していないもの、裏、機会損失、ホンネ、見えていないもの、認識していないもの…。
そんな意味合いで捉えてもらえればと思います。実際書きたいことを書いているので、テーマ通りには毎回いかないですが、そこはご容赦を…。
第284回は『大人の…』
コロナ禍のご時世通勤途中にあった、とあるたこ焼き屋が廃業していた。しばらくすると「大人のおやつ」なる店が開業準備をしている…。
「大人のおやつ」…?テイクアウトできる酒のつまみになるような食べ物だろうか?それならば、いっそのこと「大人のおつまみ」でもいいのではないか?いや、そもそも「子供のおつまみ」なんて、コンセプトはありえるが法的にはありえない。こどものおつまみは甘さを控えた普通の駄菓子である。……多分。
※駄菓子を大人がおつまみに…、なんてことは普通にあるだろうが。
「大人のおつまみ」は、「頭痛が痛い」と構造が同じなので、「大人のおやつ」とネーミングしたのかもしれない。
「大人の…」という響きに、どこか淫靡で背徳感を感じる人も少なくないだろう。
幼少期には食べられなかった「毒(っぽい)物」「体に良くないもの」「苦味、三位の強めのもの」が大人になれば食べられる…。毒っぽさを「おいしい」と感じるようになる…。
大人になると味覚が敏感になるのではなく、鈍感になるからおいしく食べられるものが増えるなんて話もある。鈍感になって、場合によっては「死」を感じさせる味のものに近づけるようになる。
「危険を感じるが、短期的には危険でないもの」はどこか強烈な魅力がある…。
他方、「大人の…」といった場合は、徹底的に健康志向に向かうものもある。この場合の「大人のおやつ」…?は糖質等を抑えたお酒のお供になる食べ物か?
とはいえ、カロリーハーフ、糖質オフだからいつもの2倍食べてしまった。ならば意味はない。糖質オフが役に立つのは一定の節制が出来る場合に限るようだ…。
ある種の危険≒死を感じさせるものが「大人の…」
死から遠ざかる≒長生きするためのものも「大人の…」
前者は危険が商品に人を惹きつけ、後者は危険から遠ざけることが商品に人を惹きつけている。
「大人の…」は、ある種の危険を相手に想起させてエッジを立てている言葉のようだ。
「ドーナツ」=『「大人の…」という響きに、どこか淫靡で背徳感を感じる人も少なくないだろう。ある種の危険≒死を感じさせるものが「大人の…」である』
「ドーナツの穴」=『他方、「大人の…」といった場合は、徹底的に健康志向に向かうものもある。死から遠ざかる≒長生きするためのものも「大人の…」である。「大人の…」は、ある種の危険を相手に想起させてエッジを立てている言葉のようだ。』
今日はここまで。文責 江口
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