『ドーナツ』≒意識しているもの、表、機会、建前、見えているもの、認識しているもの…。
『ドーナツの穴』≒意識していないもの、裏、機会損失、ホンネ、見えていないもの、認識していないもの…。
そんな意味合いで捉えてもらえればと思います。実際書きたいことを書いているので、テーマ通りには毎回いかないですが、そこはご容赦を…。
第273回は『責任感のない人間の責任ある行動』
責任感が強いということは「責任を感じる力が強い」ということである。だから、責任感が強すぎると、責任を負わなくてもいい状況に自分を置こうとする。責任回避行動は、責任感があるから起きるともいえる。
※実際は立場上の利だけを得て、責任は押し付けようとする行動が少なくない…ようにも見えるが。
逆に責任感のない人は、責任ある立場にたっても責任感がないからプレッシャーなど感じないものだ。
何故か人は「責任のある立場にある人は責任感も強い」と思いやすい。だから無責任な行動に腹が立つ。責任の全くない立場というものはないからだ。だが、責任ある立場に立つ人間はなんらかの「欲」はあることは間違いないが、「責任感」があるとは限らない。これが問題の本質である。
何らかの欲がないと責任感は生まれない。ただ、無欲な人が本当にいるとすれば、その人は自分の利にも鈍感である。自他の利に動かされない人は立場で必要なことが無責任にできることもある。責任感のない人間の責任ある行動はそうして生まれることもある。ただしそれでも欲は必要である。「欲の質」に違いはあるが。
欲があるから責任感が生まれる。
欲によって責任感を超える。
欲によって責任を放棄し、押し付ける。
……
「欲の質」がポイントだ。注目すべきは立場ある人の責任感の有無ではなく「欲の質」なのかも知れない…。
「ドーナツ」=『自他の利に動かされない人は立場で必要なことが無責任にできることもある。責任感のない人間の責任ある行動はそうして生まれることもある。』
「ドーナツの穴」=『「欲の質」がポイントだ。注目すべきは立場ある人の責任感の有無ではなく「欲の質」なのかも知れない…。』
今日はここまで。文責 江口
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