豊中 訪問看護は「あったかリハビリ」へ

ドーナツとドーナツの穴 第261回『水平線』

『ドーナツ』≒意識しているもの、表、機会、建前、見えているもの、認識しているもの…。

『ドーナツの穴』≒意識していないもの、裏、機会損失、ホンネ、見えていないもの、認識していないもの…。

そんな意味合いで捉えてもらえればと思います。実際書きたいことを書いているので、テーマ通りには毎回いかないですが、そこはご容赦を…。


 第261回は『水平線』

 水平線は安定を表す。一日の終わりに横たわる時は安らぎである。垂直から水平になる瞬間、多くの人はリラックスする…。



 ところが、人生の終わり=死の時も、人は横たわる。生きているとき、人は水平線にどこか抗う。水平線に抗えなくなった時、人は完全に死ぬ。水平線は「完全な死」を表すこともある…。



 死は安定、生は不安定。死は永遠、生は瞬間。死の「瞬間」とは、生が最も不安定になった瞬間でもある。死の恐怖とはその瞬間に対する、生から死へと切り替わる瞬間の恐怖である。「安定した生」というのは本来どこか矛盾している。



 変化が生、不安定が生なのである。不安定な存在が安定を求める。生にはそういう側面もある。変化を求める生もあるのでは?というが、それは一定の安定に担保された変化であることがほとんどである。



 担保されたと思われていた安定が揺らいでいるのが現代。水平線すら揺らぐことに気付いたのが現代。


「ドーナツ」=『水平線は安定を表す。』

「ドーナツの穴」=『担保されたと思われていた安定が揺らいでいるのが現代。水平線すら揺らぐことに気付いたのが現代。』



今日はここまで。文責 江口
20230111.bmp
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