「やれやれ…」イギリスの俳優・脚本家、デヴィット・ギャリックの遺言らしい。
ことが通り過ぎたときに発する言葉、それが「やれやれ…」。
大仕事をやり遂げて、ひと段落しても「やれやれ…」。
まん防下で、感染症の専門家でもあるような人物が政治資金パーティーに参加したという話を聞いても「やれやれ…」。
やりきった後の「やれやれ…」。やらかした後の「やれやれ…」。
コロナ下では、圧倒的に後者の「やれやれ…」が多い。
コロナがひと段落しての「やらやれ…」は、この分ではだいぶ先にようである。
やりきった後の「やれやれ…」はやりきった当人が何より感じることが多い。
やらかした後の「やれやれ…」はやらかされた周囲が圧倒的に感じることが多いだろう。
そして後始末も本人よりも周囲が行うことが多いのである。※後始末を気にしない、気にしなくなる本人だから、「やらかしてしまう」のだが…。
権力を持つことは、下準備と後始末をやってくれる、手伝ってくれる人が増えることも意味している。権力に自覚的な人は多い。が、自分もやってきたであろう下準備と後始末はいつの間にか忘れていくのだろうか?…
(コロナを)乗り切った後の、やりきった後の「やれやれ…」を早く聞きたいものである。
世にも奇妙な遺言集:ライアン・マッケイ&クリス・メイナード 監修、半田良輔 訳 株式会社ブルースインターアクションズ
今日はここまで。文責 江口
この記事へのコメント
19F
本人です。カウント用
コメントを書く