『ドーナツ』≒意識しているもの、表、機会、建前、見えているもの、認識しているもの…。
『ドーナツの穴』≒意識していないもの、裏、機会損失、ホンネ、見えていないもの、認識していないもの…。
そんな意味合いで捉えてもらえればと思います。実際書きたいことを書いているので、テーマ通りには毎回いかないですが、そこはご容赦を…。
第254回は『正しくざっくりと』
1)物事を正しく把握する。
2)物事をざっくり把握する。
3)物事を正しくざっくり把握する。
現実で求められることが多いのは圧倒的に3)である。出来るだけ正確に、出来るだけスピーディーに…。
多くの場合、「正しくざっくりと」物事を把握することに求めらられるのは、正確性とスピードだと思われがちだ。だが、「正しくざっくりと」把握するにはその「一歩目」が重要。一歩目の正しさ(方向)がポイントになる。
選んだ一歩目に価値観が出る。生き方が出る。コロナ対策でいえば、「経済優先か」「人命優先か」などといった選択肢のことだ。経済活動も人命も大事。どの方向に踏み出すかの正解はわからない。今、日本では3度目の緊急事態宣言が発出されている…。
『正しくざっくりと』は状況でも変化する。状況によって、より正しさが求められたり、よりざっくりが求められたりする…、ということだ。どの程度の精度を求められているか?そこのピントを合わす必要がある。
日本の人口が話題になる時、一の位まで正確に必要なことはまずない。
国家予算を語る時、一円単位で正確に必要なことはまずない。
物事を把握する上での、「正しくざっくりと」にはその方向と精度のピント調整が必要なのである。
「ドーナツ」=『多くの場合、「正しくざっくりと」物事を把握することに求めらられるのは、正確性とスピードだと思われがちだ。』
「ドーナツの穴」=『物事を把握する上での、「正しくざっくりと」にはその方向と精度のピント調整が必要なのである。』
今日はここまで。文責 江口
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本人です。カウント用
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