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ムリ・ムダ・ムラ 第36回『宝くじ』

 宝くじはギャンブルである。宝くじを販売するのは事業である。宝くじを販売することを仕事にしている人がいる。立場によって、視点によって宝くじの意味は変わる…。


 宝くじが当たるかどうかは完全に運だよりである。宝くじが外れるのは確率的には普通の話。あたる方が確率が低い。だから成り立っている。だがこれは、生命保険なども同じ話。掛け金を払い、実際に保険金が支払われる人が掛け金を払った人より少ないから成り立っている。


 「宝くじを買っている人をどう思うか?」という視点からの話は多いが、「宝くじを買わない人をどう思うか?」という視点からの話は少ない。言ってしまえば、宝くじを買うかどうかは自分だけが考え決めればいいこと。実は両者に優劣なんてない。


 「本当のお金持ちは宝くじなんて率の悪いことはしない」なんて人がいる。お金持ちの定義はともかく、当たる確率だけ考えればその通りなのだが、極端な話、

全ての人が率のいいことしかしなくなったら、世界はどうなるだろうか?


 宝くじを買う人をどうこう言うのは、宝くじを買わないことを自慢するくらい虚しい…。宝くじはムダではない。ムダだと思う人もいる…、くらいが正解なのではないかと思う。欲しくなければ買わなければいい。欲しければ買えばいい。

カレーの具材に良し悪しはない。宝くじも同じ。ただ単に、好きか嫌いか。その程度の話なのである。


今日はここまで。文責 江口
20230111.bmp
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本人です。カウント用
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