書籍紹介
「あと少しの支援があれば 東日本大震災 障がい者の被災と避難の記録」
中村 雅彦著 ジアース教育新社
本書前半では、筆者が多くの障がい者の被災現場や避難先を訪ね、又、その後の生活を追いかけながら聞き取った記録をまとめ、後半では筆者が感じた課題や対策について述べられたものとなっています。
7章で構成されており、第2章では様々な障がいを抱えている人たちの被災と避難の記録がまとめられています。
阪神淡路大震災や北摂地震の自分自身の経験や、東日本大震災の報道に触れてこれまで想像していた状況とは比較にならない現実がそこにはありました。能登半島地震の被災状況も続く中、各地でも地震の速報が流れています。今の現場で何ができるのか、どのような準備をしておく必要があるのか、何をしていくのか、今だからこそできることを考え、行動に移していく必要性を感じました。