豊中 訪問看護は「あったかリハビリ」へ

ごはん、美味しそうに食べていますか?

ごはん、美味しそうに食べていますか?

『あなたはいつも美味しそうにご飯を食べるね〜。』と言われることの多い私は、体型はさて置いて幸せだなぁだと思っていたりします。
みなさまいつもお世話になっております、OT四方です。

在宅での嚥下アプローチに関わる専門職は増え、一昔前に比べ利用者さんの安心感や安全性・利便性は高まって来ていると感じています。

食事は生きていく上で必須です。

食事は生命維持目的だけでなく、コミュニケーションになったり、味わいそのものが楽しかったり、ストレス発散になったり、子どもに対しては教育の場面になったりいろんな意味のあるADLです。だからこそ、食事が継続出来ることには大変重要で、私自身も食べることが大好きですし、作業療法士としても大切に思っています。


ご飯を美味しそうに食べているかどうか?

例として、食事を摂っている時の姿勢はどうでしょうか?
歪んでいませんか?仮に嚥下機能は正常でも、適切な姿勢でなければ能力は発揮されにくい状態になってしまいます。
脳血管疾患後の片麻痺の状態ですと、姿勢の左右の非対称さも出やすいので、緊張状態になり口に運ぶ動作から飲み込みに関係する運動までぎこちなくなってしまいます。
そうなると食べることに余裕がなくなり、本来の“美味しい“や“楽しい”が損なわれてしまいます。

続いて、
これを読んでくださっている方に疑似体験として試してみて欲しいことがあるのですが、車いすに座って食事をしてみて下さい。よりわかりやすくするために、たわんだ車椅子であればあるほどいいです。
どうでしょうか?
飲み込みにはごっくんと力が要ったり、視線が低く変わり食べこぼしはしやすく、美味しく食べる気持ちはかなり目減りし、肩は凝り、腰も痛くなってくてだんだん苦痛になってしまいます。
バランスボールの上で食事をしても、必死で味なんか・・・みたいな感じです。
姿勢で味が変わることをてっとり早く体験するには、片足立ちで食べて見るのもいいかもしれません。

少しの環境の違いで美味しく食べられたり、そうでなかったり。
食事はいろんなことが影響して初めて成り立つADL。
だからこそ、訪問看護ステーションでは、家人や他職種としっかりと連携・相談の上、個々に合った食事動作(介助)評価・助言・食事姿勢の調整等に携わらせて頂きたいと考えております。


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