豊中 訪問看護は「あったかリハビリ」へ

訪問看護でストーマケア

こんにちは Ns宮川

イレオストミーの一時的ストーマがあり、週3回看護師でストーマ装具の交換を行っている利用者さまがいらっしゃいます。一時的ストーマですので数ヶ月で閉鎖予定です。

本来ストーマケアはセルフケア確立が必須で、若い頃に造設したストーマを高齢になった今もご自身で管理されている方も多いと思います。しかし高齢となり自分で交換するのが一苦労。また認知症がありキレイに交換ができなくなった方を訪問看護でサポートする事もあります。

今回の利用者さんはご自身では交換困難で依頼がありました。
入院中からストーマ装具の装着困難があったようで、便漏れトラブルも続いていたようです。

自分で交換はできない。
でも帰りたい(退院したい)。

病棟の看護師さん達に「大丈夫。自分で交換できる。漏れたら交換したら良い」
と励まされ自宅に帰って来られたようですが毎日のように便漏れし、その都度 別に住む娘さんへ緊急コールするのが辛くなり訪問看護依頼となりました。

入院中は中3日で交換を目標にしていたようですが、便漏れトラブルが多く現在は週3回交換にして順調です。便漏れした時も応急処置として自分で張り替える事もできるようになりました。
でも毎日家で過ごしておられ、いつ便が漏れるかと思うと外出するのが怖いそうです。
食欲も低下し頬がコケてます。
ご自身でも活動不足を感じ、早く閉鎖手術を受けたいと考えておられます。

今回の利用者さんを通じてストーマケアの難しさや、WOCナースからアドバイスをもらい実施する事で勉強になりました。
在宅では、病院ほど同症例を数多くみれる事は少ないので、自然と覚えたり出来るようになる・慣れるという事は難しい。今回のストーマケアも『一時的ストーマだから』という理由で対応方法を模索しなければ、何も学べないし利用者さんの苦痛は続いていたと思います。

経験が無い事でもできるようになる。

利用者さんのためですもん。


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