豊中 訪問看護は「あったかリハビリ」へ

訪問看護師のお仕事・浮腫とリハビリ

2015年9月22日(晴)
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みなさんこんにちは Ns宮川です。
今日の訪問は、腰痛と膝痛で歩行はつたい歩き・足には浮腫がある方です。
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訪問当初は、皮膚に傷があり医師からの指示で処置していました。
今は傷は治り色素沈着も薄くなってきました。

この方は、まだ76歳。主婦でお買い物大好き・お喋り大好き。
夫と二人暮らしで、食事の準備も自分で行なっています。
毎日お化粧して爪もマネキュア塗って、洋服も明るめの色をチョイスしてとても綺麗にされています。

  なぜ訪問看護をうけているのか?

室内は伝い歩きで、手すりやテーブルなど何かを支えにしないと歩けません。腕や肩は疲労してます。
外出はタクシー。買い物はショッピングカートを支えに座る場所を探しつつ行なっています。
通院は可能ですが、待ち時間じーっと座ってると次に動く時に、足腰が痛い・立てなくなるんじゃないか?なんて思うそうです。

  デイサービス・デイケアなどの通所サービス利用はしないのか?

夫はデイサービスを利用されていますが『あんな、年寄りばっかりの所で一日過ごしたくないわ』
と、見学にいったきりで利用は拒否。

訪問看護では、室内リハビリを行なっています。療法士によるリハビリ訪問を勧めたんですが、足に傷があった時に、傷の処置やシャワー浴介助を看護師が手伝っていたので、療法士に変更するのを拒まれます。

訪問看護では、バイタルチェック・ストレッチ介助・筋トレ・自主トレ指導とダイエット指導。
それと浮腫の軽減を目的に皮膚を少し動かすといったケアをしています。
パンパンに張った浮腫部の皮膚を強く動かすのは危険ですので、自然に動く方向に動かしてみる。時には軽く圧迫してみる。すると、少し皮膚の緊張が和らぎます。

最終目的は、自分で上手に体を動かすことができるようになる事・浮腫が軽減する事。
そして、いつかは自分の為に通所サービスを受け入れてもらいたいなぁと思っています。