皆さんこんにちは〜所長の宮川です。
ご家族の方より『先生が往診に来てくださった時に点滴を受けたんですが、終わったら針を抜くように・・・と、やってみましたが上手くいかなかった。』とのお話がありました。
訪問看護へも3日間の点滴指示が出ましたので、ご家族でも安心して上手に抜針できるように工夫してみました。
工夫点・・・果物を保護していた発泡スチロールに抜いた針をすぐに刺す!こうする事で止血に集中できます♪
と、言うのも・・そもそも針を抜いた後、針穴(皮膚に針が刺さっていた所)を圧迫して止血する。
これが大切なんですが、どうも針に心が奪われてしまい、針穴への集中が薄くなってしまう方が多いようです。
そりゃそうですよね〜。針って怖い感じがします。私も抜いた針が『どっか違うところに刺さらないか?』なんて思ってしまいます。病院で針刺し事故と呼ばれる殆どは『抜いた針(抜針後の使用済み針)』ですね。
そこで、誰かに・どこか違う皮膚に刺さらないように『刺さっても良い物に刺しておく!』という工夫をしてみました。
今回は、たまたま写真の発泡スチロールが近くにあったので使用しましたが、別の物でも代用可能(捨てれるものなら)だと思います。
ちなみに・・・針は医療廃棄物なので、小瓶など安全な物に入れて病院で捨ててもらいます。
3日間一度も失敗無く上手に抜針ができました。80代のお母様の介護をなさっている娘さんが、少し怖いながらも嫌がらずにレクチャーを受けてくださいました。その気持ちに脱帽です。