あったかとは…… 所長の挨拶
『訪問看護は生きる力になる』
そう思ったのは、運動機能障害がある方だけでなく、寝たきり状態・神経難病をお持ちの方からもリハビリを希望されるからです。あったかでは看護師だけでなく、療法士によるリハビリ訪問をおこなっています。
温かい気持ちで訪問し、利用者さまやご家族・介護や医療関係者の方々にも、頼んで良かったと思われるのが喜びです。
私は、看護学生の頃より慢性腎不全・維持透析を専門とする病院に努めていましたが、30才ごろより在宅看護を始めました。きっかけは、尊敬する医師からの紹介で、在宅研修を受けたことです。
病院の廊下が道路に・病室のドアが玄関に見えて、これが未来だと感じました。
学生時代の在宅実習では、古臭く現場離れしている感じを受けたのに、新しく感じたんです。
それは自分の看護観=看護とは何か?が、経験と共に変化したからかも知れません。
これからも、入院期間の短縮などにより、生活現場で療養する方々が増えていく。それは、人生の終焉を生活現場で迎えられる方も増えるということです。
その人が安心して生きていける社会に、訪問看護だけでなく人生の終焉には生活場の提供などもできるよう “あったか” は、成長し協力して行こうと思います。
所長 看護師 宮川有紀