豊中 訪問看護は「あったかリハビリ」へ

訪問看護(リハビリ)で嬉しかったこと


2012年末。地球滅亡もせず、ほっと一安心。
なんだか気忙しく、大事に覚えておきたいことも流れていってしまいそうで、ドキドキな日々を送っております。

先日、ある利用者さん宅で嬉しい出来事がありました。
その方は、右半身麻痺、失語症があります。
言語の理解はできるのですが、自分から言葉を発する、また、自分の意思で行動するということが極少ない状態が続いていました。
訪問リハビリを開始して数ヶ月程が経過していますが、リハビリを開始したタイミングも良かったのでしょうか、徐々に回復が見えるようになってきました。集中力も向上し、訓練中のやり取りがスムースになったり、表情や仕草も増えて、ご家族とのコミュニケーションの中でもちょっとした意思が読み取れるようになってきていました。食事でも感想を言葉にすることもなかったらしいですが、好きな餃子が出た時に『美味しい、美味しい』と言われたりすることもあったようです。

その中でもびっくりした出来事がありました。
つい先日、衆議院議員選挙がありましたが、投票に行く意思を示され、ご家族さまと一緒に行かれたとのことです。そして、その日の夜には23時まで選挙速報をテレビで観られ(いつもは21時には就寝されます)、次の日にも『新聞、新聞。』と選挙のことを気にされていたようです。

自分で投票に行き、結果を気にし、日本がどうなるのか?
何気ない日常のひとコマかもしれませんが、自らの意思で社会参加をされた瞬間でした。

訪問看護・リハビリの目標は歩行やADL維持・向上、家族の介助量軽減にどうしても偏りがちになります。
しかし、その人にとっての「人生の質」「生活の質」を知ること、それに寄り添い、より良い方向を一緒に探し目指して行くこと。それがリハビリテーションの本来の目的でもあり目標でもあります。

この方の変化はもちろんご家族さまの大きなサポートがあってのことです。
そして、私としては、ほんの僅かかも知れないですがこのような変化に関われたことを大変嬉しく思いました。また、大切なことを思い出させて下さったひとコマとなりました。



『どーも、おおきに。』
京都訛りのご挨拶、次も楽しみにしています。
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